日常生活でスマートフォンやコンピュータの使用が増えていませんか?これらを長時間使うことで身体が不自然に歪み、結果として首、肩、腰に不快な痛みが生じることがあります。
この記事では、自宅で手軽に行える姿勢チェックの方法を紹介します。
姿勢チェックの方法
正しい姿勢を確認するためには、以下の3つのステップを踏むことが必要です。
ただし、もし痛みなどの症状が強い場合は、無理をせずにすぐに中止してください。
- 足を肩幅に開いて立ちます。
- 壁に背を向けて立ち、かかと、お尻、肩甲骨、後頭部を壁に軽く触れさせます。腕は体の横に自然に下ろしましょう。
- 横から見て、耳、肩、股関節、膝、そして膝のお皿から外くるぶしの前方までが一直線になっているか確認します。
これで完了です。この方法ならどこでも簡単に自分の姿勢をチェックできます。もし可能であれば、誰かに見てもらうとさらに正確に確認できるでしょう。
肩こりに悩む方へ
肩こりを抱える人々は、しばしば耳や肩が本来の直線よりも前方に位置しています。
この状態の主な原因は猫背です。体が前方に丸まると、肩や頭も自然と前に出るためです。
特に、肩こりの際に痛みが生じるのは、首の後ろにある僧帽筋や肩甲挙筋という筋肉群です。これらの筋肉は頭蓋骨や頚椎から肩甲骨につながっており、猫背や頭が前に出る姿勢を長時間続けると、これらの筋肉に持続的な力が入り続けます。
その結果、筋肉の疲労や血行不良が起こり、それが痛みとなって現れます。これが一般的に言われる「肩こり」や「首こり」の原因です。
腰痛を抱える方へのアドバイス
腰痛を感じる方は、姿勢チェック時に腰と壁の間の隙間を注意深く確認してみましょう。手のひら一つ分の隙間があれば正常ですが、それ以上の隙間がある場合、腰痛のリスクが高まります。
その理由は、背骨の関節が過度に反ると、圧迫されて痛みが生じるからです。この圧迫が長時間続くと、関節に負担がかかります。また、反り腰の方に多いのが、腹筋の未使用です。腹筋は体を支えるために非常に重要な筋肉で、これが弱いと、腰や股関節の筋肉で全体を支えることになり、筋肉への負担が偏り、痛みの原因となります。
このバランスを改善するには、腹筋やお尻の筋肉を強化するトレーニングが効果的です。例えば、仰向けになりゆっくりとお尻を持ち上げる運動を行うだけでも、大きな効果が期待できますので、試してみる価値があります。
まとめ
この記事で、簡単にできる姿勢チェックの方法を紹介しました。
姿勢が悪くなると、筋肉のこりや痛みだけでなく、内臓機能の障害や自律神経の乱れが生じる可能性があります。
特に、仕事で長時間パソコンを使用し座りっぱなしの状態が続くと、姿勢は容易に崩れがちです。
この機会に、ぜひ自身の姿勢と健康状態を見直してみませんか。
コメント